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東野圭吾の恋のゴンドラが韓国とはなんのこと?手紙の感動のラストとは!?(ネタバレ注意)

東野圭吾さんの新作【恋のゴンドラ】で検索をしていると韓国というワードが出てきますが一体何のことでしょう。また同じく東野圭吾さんの作品である【手紙】ですがその衝撃のラストとはいったいどういうことでしょうか?

さっそく見ていきましょう!

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実業之日本社より

プロフィール

プロフィールからなにかわかることがあるかもしれません。早速見ていきましょう!

東野圭吾とは?

  • 名前:東野圭吾
  • 生年月日: 1958年2月4日 (年齢 61歳)
  • 生まれ: 大阪府 大阪市 生野区
  • デビュー作: 『放課後』(1985年)

東野圭吾さんは日本を代表するミステリー作家です。その作品数は、90作品を超えており、数多くのドラマや映画にもなっております。受賞作品も22作品ととても多くの賞を受賞していますね!

もともとはデンソーの正社員として働いており、その傍らで執筆活動をしていました。23歳の頃に結婚をし、当時の配偶者が小学校の非常勤講師として働いており、それを作品とした「放課後」が第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタートさせます。1986年にはデンソーを退職し、その年の3月に上京、以後は専業作家としての道を歩むこととなり現在の地位を獲得しました!

私も、ドラマや小説を読んだことがありますが、とてもおもしろいですよね!特に映画化されている「容疑者Xの献身」は映画を見たときの衝撃の結末や殺人のトリックの凄さに驚き、小説を買い何度も読み返してました(笑)

今回タイトルにもある「手紙」は2003年に第129回直木三十五賞候補まで残った作品となっております。

恋のゴンドラ

あらすじ

里沢高原スキー場を舞台にした男女の恋の物語。7つの短編集であるが、それぞれの物語がつながっていく構成になっている。

【ゴンドラ】結婚を目前に控えた広太は、婚約者には仕事だと告げて、結婚前の最後のアバンチュールとして、浮気相手の桃実と里沢高原スキー場に来ていた。浮かれた気持ちで浮気相手とゴンドラに乗った広太は、とんでもない事態に遭遇する。なんと、そのゴンドラに婚約者の美雪が乗り込んできたのだ。

【リフト】同じ職場の男女6人で里沢スキー場にやってきた日田。そのメンバーの麻穂に、日田はひそかに好意を抱いていた。しかし、そのスキーに一緒に参加していた日田の親友の水城も、麻穂を狙っているような気配が・・・。だが、水城には秋菜という彼女がおり、秋菜も今回のスキーに参加していた。水城と秋菜が付き合っていることを麻穂は知らない。

【プロポーズ大作戦】新しくできた彼女にプロポーズを決意した日田。水城のアイデアを受けて、サプライズのプロポーズを計画する。計画通りに物事は進行していくが、いざプロポーズを決行するというときに、とんでもない人物が現れる。

【ゲレコン】自分が浮気相手だったことを知り失意に暮れる桃実は、友人の誘いでスキー場で行われるコンパ(通称「ゲレコン」)に参加することに。そこで知り合った日田に告白をされるが、桃実は「ごめんなさい」と断った。しかし、後日、桃実は思わぬところで日田と再会することに。その日田の姿を見て唖然とする。

【スキー一家】月村が結婚した女性の家族には、一つ大きな問題があった。それは、彼女の父がスキー派で、スノーボードをやる人間を毛嫌いしていることだった。月村は、スノーボード派であった。そんな彼女の家族とスキーに行くことに。これは、この家族の毎年の恒例行事であった。月村は、自分がスノーボーダーであることを隠さなければならないが・・・

【プロポーズ大作戦 リベンジ】日田のプロポーズを後押ししようと画策する友人の水城。水城の計画通りに事は進んでいくが、このことが水城を追い詰めることになる。

【ゴンドラ リプレイ】日田と付き合うことを迷っている桃実は、日田という人間を見極めるために、日田らと再度里沢温泉スキー場に行くことに。そこで日田の人間性に好感を持った桃実は、日田と付き合うことを心に決める。そんな矢先、自分を浮気相手にした広太とその彼女が同じゴンドラに乗り込んでくる。広太に気付かれないようにしていた桃実だが、広太がとんでもないことを話し出す。それは、桃実に関することだった。

                    東野圭吾作品ナビサイトより

恋のゴンドラの韓国とは?

東野圭吾さんの新作【恋のゴンドラ】ですが、これについて検索をしていると、ネタバレやレビューの他にこんなキーワードが転がっていました。それは「韓国」です。

東野圭吾さんというと、その知名度は日本だけには留まらず海外でも人気があります。その中でも特に人気のある国は韓国だそうです。はじめは【恋のゴンドラ】という作品に韓国が出てくるのかなと思っていましたが、本編を読んでみると全く出てきませんでした(笑)

他にも検索をしてみると、「韓国翻訳」というものが出てきており、今回の韓国というのは、韓国語に翻訳された【恋のゴンドラ】が韓国で販売が開始されたということでいした。

日本でもまだ発売されたばかりなのに、もう韓国で発売とは本当にすごいですね!

手紙

あらすじ

両親を亡くして力を合わせて生きている兄の剛志と弟の直貴。体力だけには自信のある剛志は、それを生かした職場で働いていた。剛志の夢は、自分と違って頭の出来の良い直貴を大学まで通わせることだった。無理が祟って膝と腰を悪くしてしまい、ついには働き口をなくしてしまう。収入のあてが途絶えて焦りを覚えた剛志。悩んだ挙句に彼が選択したのは、かって引越しの仕事で訪れたことのある資産家宅へ強盗に入る。しかし老婦人に出くわしてしまい、混乱した剛志は、警察に通報しようとした老婦人を殺害してしまう。強盗殺人の弟というレッテルを背負い生きなけれならない直貴の人生はどのようになってしまうのか。

                    東野圭吾作品ナビサイトより

感動のラストとは?

強盗殺人の弟というレッテルを背負いながらも懸命に生きてきた直貴だが、唯一やれていなかったことがありました。それは兄が殺してしまった緒方さんの家族への謝罪です。

強盗殺人の弟ということを過去にするために、毎月兄から送られてきていた手紙も「今後手紙は送らないで下さい。一切の縁を切ります。」という手紙を送りけじめをつけ、緒方さんに家に向かいます。

家につき、謝罪をしようとした直貴だが、そこで息子に言われたのは、「あなたは何も悪くないのだから誤ったり、焼香を上げたりする必要はないんだよ」という言葉でした。

また兄は緒方家にも毎月謝罪の手紙を送っていました。そして、その最後の手紙を息子は直貴にくれました。

それを読んだ直貴は言葉を失いました。

そこには、「『拝啓 緒方忠夫様

弟から縁を切るといわれました。

このときの私の衝撃をわかっていただけるでしょうか。

弟に縁を切られたことがショックだったのではありません。

長年にわたって私の存在が彼を苦しめ続けてきた、という事実に震撼したのです。

また同時に、当然そういうことが想像できたのに、弟にこんな手紙を書かせるまでまるで気づかなかった自らの阿保さ加減に、心底自己嫌悪を覚えました。

何のことはありません。私はこんなところにいながら、何一つ更生などしていなかったのです。

弟のいうことはもっともです。

私は手紙など書くべきではなかったのです。

同時に気づきました。

緒方さんへの手紙も、おそらく緒方さんにとっては犯人の自己満足にしか見えない不快極まりないものだったに違いないと。

そのことをお詫びしたく、このような手紙を書きました。

もちろん、これを最後にいたします。

どうも申し訳ありませんでした。

ご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

武島剛志

追伸 弟にも詫びの手紙を書きたいのですが、もはや読んでもらう術がありません』

 

本当に感動のラストですよね。今までしてきたことを最後の最後で過ちだったと気づく兄に対して、弟はそんな兄の手紙があったからこそ今の自分があるのだと兄に感謝するのです。

まとめ

東野圭吾さんの作品はとてもおもしろいものが多いです。その中でも今回取り上げた【恋のゴンドラ】【手紙】ですが、【恋のゴンドラ】の韓国とはまさかの、韓国語に翻訳した作品の発売だとは思いませんでしたよね!

手紙のラストは本当に感動でしたよね。強盗殺人犯の弟して差別されながらも必死に生き抜き、最後には兄に感謝する。兄のせいで自分の人生までもがおかしくなってしまったのに、感謝なんてなかなかできないことですよね!まだ読んだことのない方は一度読んでみてはいかがでしょうか?